もはや二時間を超える会議には、耐えられない身体になったと思った。あー、二時間だ、、と思った。二時間の映画、と同じだけの、二時間だった。最後の方は、終わりそうでなかなか終わらず、脈拍まで遅くなりそうだった。こちらからは、何も働きかけることなく、ひたすら黙って、じっと前景と後景を見ているだけだった。眠くなるわけでもなく、退屈で死にそうというほどでもなく、しかし、勿論楽しいわけでもなかった。二時間というひとまとまりが、少しずつ溶けてだらだらと崩れて小さくなっていき、やがて消えてしまうのを、消えてしまうまで、ただひたすらじーっと見つめていた。それが、二時間だった。