ツボる

月曜日にリンクした中村佳穂のスタジオライブを、あれからもう、何度観たかわからないし、他のyoutube映像もひたすら観続けてしまう。完全な、中毒患者みたいになってしまったではないか。いや、前にも言ったように、この人のやってることの、何もかもが好きというわけではないのだが、それはたしかにそうなのだが、しかし好きだと思う部分があまりにも好き過ぎて、自分でもどうしようもないという感じである。この音楽は冷静にどうのこうのとか言うのがバカらしくなるというか、その部分だけ何百回も繰り返してくれるだけで、何度でも泣きたくなるというか、今どこにいるの?私は、東京の…、楽しく…ヘッドフォンをしながら、自分の声を…

音楽をしているときは、どこにいるか、わからなくなるの…

まあ要するにある部分において強烈にツボ突かれるってことなんでしょうね。

そうやって、通勤の朝も帰りも、ずっと音楽ばかり聴いていて、その間は始終ふわふわと浮わついた気分のままでいる。

帰りの電車でyoutubeの画面を見ていた。イヤホンの内側は爆音。隣に立っていた女性がファイルに束ねた紙面を熱心に読んでいた。その紙が二、三枚、ぱらぱらっと床に落ちた。でも気付いてない様子だったので、相手の視界に入るあたりで軽く手を振って、おーい落ちたよって感じで床を指したら、その子は即時反応みたいな速さで、さっと屈んで紙を拾った。それで僕は気分が途切れて、なんとなくドアの方を見上げたら、次がもう降りる駅だったので、そこから離れてドアの方へ近付いた。液晶モニタがニュース映像を映し出していた。私はただひたすらせつなくてのっぴきならぬこの音楽を聴いていたい。