youtubeでフジロック2019

フジロックの演奏の一部がネットで配信中継されるので、今週末はもうずっと家でyoutubeだなとはじめから腹を決めてるような状態だったのだが、蓋を開けてみたら僕が多少なりとも見たいと思う人は一日目と三日目に少しばかりで、二日目はほとんど見る人いないじゃんと思ったのが昨日のことで、その日は結局、音だけ聴きながらずっと本を読んでるだけだったのだが、まあ休日としてそれはそれで良かった。ある意味そんなのが一番いいかもしれない。それより金曜夜の眠さに負けて一日目をきちんと見なかったのが悔やまれる。中村佳穂もジャネール・モネイも見てない。二日目のコートニー・バーネットはちょっと観たかったけど病院の帰りに間に合わず見逃した。アジカンは一応は観た。クラムボンも一応。キセルも観た。ジャネール・モネイは他のライブ映像をいくつか確認した。あーなるほどこういうことなんだ…と一応理解。なんだかリズムネイション時代のジャネットジャクソンが唐突に復活したかのような戸惑いをおぼえたが…。しかしたしかに、まごうことなき堂々たるショーで、これが昨日の苗場でも先週の渋谷でも観られたのだと言うなら、それはたしかに大変なことではあるとは思う。で、本日特筆すべきはハイエイタス・カイヨーテか。最新鋭と言いたいような緊張感をともなうサウンドで、しかし柔軟で奔放で楽しく聴き応えあった。KOHHのパフォーマンスについては…僕はそれに何か言う資格がない。まさに苦手分野そのもの。それでも一応最後まで観ました。キュアーはもう、音が三十年前とぜんぜん変わってなくて、しかしキュアーと言えばやはりこれしかない、みんなこれしか求めてないよね、という感じのサウンド。しかしこうして、座って酒飲みながらキュアーのライブ映像を観ている四十代後半の男はいったい何なんだ。こいつ、ついこの前まで、そのへんをほっつき歩きながらキュアーの"Entreat"をウォークマンで何度もくりかえし聴いてたはずなんだぜ?まだ二十代だったって、嘘でしょ?まったく悪夢のようだ。ジェームス・ブレイクは配信がドタキャンとのこと。とりあえずキュアー"Entreat"(風に編集されてる誰かのプレイリスト)を聴き直す。続いてハイエイタス・カイヨーテの2015年のアルバムを(今までちゃんと聴いてなかったので)聴き直す。そしたら今更ですけど、カイヨーテ死ぬほどカッコいい。これは明日以降もくりかえし聴くことになりそう。