唐突かつ今更ながら…"Walk This Way"のギターはカッコいい…。というか70年代ハードロックにおける最大の名曲を一曲選べと言われたら"Walk This Way"を選びたい。…って、自分は70年代ハードロックについて選べるほど豊富なリスニング体験をもってないけど。
1986年、RunD.M.Cが"Walk This Way"でラップするというアイデアは、プロデューサーのリック・ルービンによるものなのかどうかはわからないが、でもこれはやはり、曲が"Walk This Way"だからこそ、思いつくことができたのではないか。いやもちろん"Walk This Way"をうたうスティーブン・タイラーはすでにほとんどラップしてるんだから…とは言えるが、それだけではなくて、やはりこれは楽曲自体がそうなっているのだ、というかたとえばレッド・ツェペリンの曲では、さすがにラップできないだろうと。たぶん"Walk This Way"は内実的にロックじゃなくてファンクだからだろう。ジョン・ボーナムだってファンキーだが、それとこれとはちょっと違うということになるだろう。ラッパーに"Walk This Way"をやらせたいと、単純に誰でも思いつきそうだ。実際にやるかはともかく。