映画を観終わって、そこそこ充足してるときの、あのダラーっとした、ただ受け身一方の、どこまでもだらしなく、図々しい態度でその場にふんぞり返ったままでいたい気分。このままもう二本でも三本でも、タイトルはさしあたりなんでもいいので、始まりも終りもいい加減でいいので、時間の許す限りだらだらと、どこまでもけじめなく映画だけを観続けたい、観ている間だけは生きることを完全にそちらに預けてしまえるのをわかっているからだ。