面白い


先週読んでた本がすごく、最初から最後まで、ものすごく面白かった。週末に読み終わって、で、今日から読み始めた本も、これがまた、ほんとうにものすごい。今日からのヤツは、もはや、なんというか、面白いとか面白くないとか、そういうレベルを越えている。もはや、ものすごすぎる。とりあえず読んでいて、たえず浮かんでくる感想としては「いったいどういうつもりで、こんなことを書いているのか??」である。あるいは「いったい、何を経験すれば、何を読めば、何を見れば、何を食えば、こういうものが書けるのか??」である。ひたすら驚嘆符と疑問符ばかりが頭の中を渦巻くばかりである。…だから、先週も今週も面白くて面白くて、ということなので、まあ、大変結構な、言うこと無しなのだが、でも面白いって、一体どういう事なのだろうか。よくよく考えると不思議だと思いませんか。面白い方がいいのか悪いのか、面白くないとしたらそれは一体なんだというのか。何が書いてあるのか全然わからないというのは、いったいどういう事なのか。何が書いてあるかわかるということの方が、不思議といえば不思議ではないか。っていうか、何が書いてあるかわかるなんてすごいな。面白いって、自分で勝手に面白いって言ってるのはじつにおめでたい事だなあとも思うし、まあ何とも、何もかも馬鹿馬鹿しいような、ほんとうに笑いたくなるような気分でもある。とにかく、今日なんかはもう一日、朝の電車でずーっと読んでたときの記憶と、帰りの電車でずーっと続きを読んでたときの記憶と、一日の中でその事しか記憶に残ってない。