2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧
キズパワーパッドの威力たるや、すさまじいものがあった。顔を広範囲に怪我したのが18日、キズパワーパッドを買って、顔のあちらこちらへ計4枚貼り付けたのが、20日夜、剥がしたのが、25日夜である。 結果は驚くべきものだった。傷跡は、きれいに消え去って…
いや、だって、冷静に考えてみてくださいよ、どう考えてもおかしい、あなたなら、こんな演奏できますか?あなたはきっと、楽器を巧みに操れるでしょうけど、だとしても、そうだとしても、これはないでしょう?あなたにかぎらず、これをやるには、わざわざこ…
すぐれた音楽、絵画、小説、なんでもいいけど、すぐれた作品に接しているとき、なんでこんな、とてつもない、想像を絶するような場所へ、こともなげに到達出来てしまえるのか、こっちが息も絶え絶えな、恍惚と歓喜と恐怖で顔が引きつっているのに、作者本人…
文章を書いていて、平気で半角カッコを使う人間は、いったいどういう神経してるのか…というのを、どこかで読んで、うわ、ヤバイと思いつつも、半角カッコを使う癖が、なかなか治らない。 わたくしの関わる業界においては、英数字記号はできるだけ半角を使う…
「シングル・マン デラックス・エディション」に収録された"甲州街道はもう秋なのさ"未発表マスターは、2015年に放送されたNHK BSプレミアム「名盤ドキュメント RCサクセション『シングル・マン』」という番組収録時、はじめて発見されたテイクである。 もう…
先日購入したRCサクセション「シングル・マン デラックス・エディション」(LP)が届いたので、A面から順に聴いていく。 これまで聴こえなかった音が、それぞれクリアに聴こえる気はする。とくにベースの音が、とてもくっきりと存在感を示して聴こえる。 ぼく…
TOHOシネマズ 池袋でポール・トーマス・アンダーソン「ワン・バトル・アフター・アナザー」(2025年)を観る。以下ネタバレへの配慮なく書いてるので事前にご承知いただきたい。 警察も、反政府組織も、メキシコ人移民も、誰も彼もが、迷いも揺るぎもない、変…
CDプレイヤーを買うつもりだ。そのためには、今ある壊れた機器を、その場からどかさないといけない。買うより何より、それがいちばん大変だ。粗大ごみで捨てるのも中古屋に見積もりを取るのも手間は一緒なので、ひとまず後者に連絡して返事待ちである。 モノ…
トラブル復旧のため、技術情報の調査に明け暮れて一日が終わったあとの、心身のクタクタ感はことのほか格別である。良い意味でなくて、疲労困憊ということだけど、その疲労にはほんのわずかだけ、快感成分も含まれていたりする。調査に一応の目途が立ち、か…
顔を広範囲に擦り剥いたので、額、目の脇、鼻脇に、キズパワーパッドを貼っている。 ずいぶん大袈裟に、すごい大怪我をしたように見えるので、会社では誰かに会うたびにいちいち驚かれる。その都度、簡単に説明して、大したことないです、お騒がせしてます、…
菊池成孔がX(旧ツイッター)で、新宿にあるイタリア料理店の閉店を伝えていた。この店には一度行ったことがあって、時は2019年、Wさん、Fさん、Mさんとはじめてお会いすることになり集まった店なのだった。ぼくがその店を知ったきっかけは、やはり菊池成孔が…
あのとき、あと少し方向がずれてたら、ほんのわずかタイミングが違ったら、自分は助からなかったかもしれない、死んじゃってたかもしれない、そんな、間一髪体験の記憶があるか?と問われたら、じつはほとんどない。たぶんあるはずだけど、記憶にない。 自分…
転倒したときに、キーケースを落としたらしい。おそらくリュックサックのポケットから飛び出したのだ。気づいたのは、再び歩きはじめてから三十分も経ったころで、現場まで引き返す気にはなれずにそのまま置き去りにした。財布とかであれば、さすがにそうも…
ハイキングコースと名付けられた山道を歩いていた。初心者向けとのことだが、じっさいに歩いてみるとそんなことはない、というよりも、あきらかに初心者以下である我々二人にとっては、充分に過酷である。 かなりの急傾斜な登りと下りが繰り返されるのを、無…
加速度もていのち博たむと灯虫をり 夏の句だが、この速度感。電灯の周りを飛ぶ羽虫の様子を詠んでいるのだが、季節などもはや、はるか彼方のこと、ちょっと、原子物理学の説明みたいだ。 (物理学の説明には視覚的イメージがない、というか見えない、すべて…
新宿タワレコで買ったライブ盤「Live at the Jazz Cafe」で、ディアンジェロをはじめて聴いたのだった。1998年のことだったのか。ネオ・ソウルとか、当時そんな言い方をされていたけど、聴いた印象としては、超がつくほどの昔っぽさ、徹底した懐古趣味、オー…
「PERFECT DAYS」で、役所広司が所持していたパティ・スミス「Horses」のカセットは、再生すると毎度かならず二曲目"Redondo Beach"から始まるのはなぜなのか。一曲目"Gloria"が、あまり好きじゃないのか?にしても、わざわざ事前に、二曲目まで早送りしてお…
一昨日だが、Amazon Primeで、ヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」(2023年)を観た。じつは、そこまで悪くもないんじゃないか…と言えなくもないかもしれないこの映画を、それでも批判するなら、どうするか。 本作がまずプロパガンダであるのは、とくに批判…
Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で、団塚唯我「見はらし世代」(2025年)を観る。 主人公(黒崎煌代)の、胡蝶蘭の配達業者アルバイトという設定がいい。ワンボックス車に乗って配達先まで行って、お祝いの花が並ぶ場所に配達品を並べて納品書にサインをもらう。如…
早稲田周辺に来ることはめったにないので、その街並みが自分には新鮮に映る。思い込みまたは気のせいかもしれないけど、学生や若者や大学関係者やその他地元の人々であろう通行人らの醸し出す雰囲気が、自分の知るどの街とも少し違う気がする。 永青文庫の「…
NHKBSで「伝説のコンサート~沢田研二」の録画したやつを観る。80年代後半のロックバンドの音って、こうだったかあ…と思う。ドラムのカチッと金属的な固さ。ギターのリバーブで広がった歪み。この時代における音の厚みとは、たしかにこうだったかも。 そのサ…
りん・たろう「幻魔大戦」(1983年)がyoutubeに全編あったのを、つい最後まで観てしまった。 アニメーションの「透過光」という技法は、ぼくが小中学生だった頃以降のアニメ作品から盛んに用いられた。本作は「透過光」がもっとも効果的に大々的に使われた当…
夜遅くに会社を出て、時間もないし、手早くさっさと終わる店で夕食を済ませればいいのに、なぜわざわざ、よりによって、網焼きの店に入るのか。 閉店時間も近づき人もまばらな店内で、炎の揺らめく網の上に、細かい気泡を立てて、ものがじっくりと焼けていく…
マイナンバーの、やることをやらないと。もうあまり時間がないらしいから早くしないと。でも、そもそも何をすれば良いのか、そこを調べることから、はじめないとならない。いつやるのか、いつやる気になるのか、それを意識するところから、すくなくとも皆と…
最近は会社を出るのが毎日遅くて、帰りにプールで泳ぐ時間の余裕がない。一週間以上の間が空くと、習慣が失われて、行くのがまた億劫になってくるので、そろそろ無理してでも一度行っておいたほうが良いのだが。 泳ぐという時間そのものに、面白味やよろこび…
仕事でひたすら調べものをしている。くたくたになって会社を出て、いつもの居酒屋へ行く。そこしかやってないから、仕方なくその店に行くのだけど、そこしかやってないから仕方ないという理由が、どこかでかすかにありがたくもある。 この店はもはや、日々の…
大きなスタジアムで観戦するプロ野球はもちろん面白いのだろうけど、ぼくの場合は千住新橋の上から荒川沿いの野球グラウンドでやってる少年野球を見ているほうが性に合うというか、なんとなくそこでやってることの行方を、見るともなく見ているくらいがちょ…
Amazon Primeでクリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」(2023年)を観る。本作の主人公であるオッペンハイマーは、どこまでもアメリカが恋しい人だ。カリフォルニア大学バークレー校ではじめての授業は希望と明るさに満ちた場面である。大学は素晴らし…
プルトニウム型の原子爆弾起爆のためには、球体の中心にあるプルトニウムコアに対して均等に爆縮をかけ、核分裂連鎖を引き起こさねばならない。球面状にととのった衝撃波が、正確に球体の中心に向かってインプロージョンする。いわば「トマトを壊さずにつぶ…
ナチス体制下のドイツ物理学会では、アーリア人種による研究成果をアーリア物理学と称してこれを称揚し、ユダヤ物理学と称する最新理論すなわち相対性理論や量子力学を、発見者の人種を根拠に否定するという動向があった。提唱者であるフィリップ・レーナル…