2012-01-01から1年間の記事一覧

牡蠣が食べたい。なぜそう思うのですか。ミネラル類のせいです。亜鉛などを含んでいます。自然そのままの香り高さ。牡蠣という食物を、はるか昔から、これほど多くの人が好んで食べてきたという事実に、私は驚かされる。これを人類は、私の生まれるもっと前…

天気は晴れ。けっこう気温が高くて、歩いていると汗ばむくらい。平日の午前中の電車の中。 春先から夏あたりまで通院していた病院から電話があって、支払いが少し残っているらしいので、金を払うため、ひさしぶりに、その駅に降り立ち、病院までの道を歩く。…

快晴。光は多いが、空気が冷えていて、かすかな金木犀の香り。褐色と赤と緑色が絶妙のバランスで混ざりながら朽ち始めるハナミズキの葉。 千代田線の乃木坂駅で降りて、改札を出てエスカレーターを昇り、美術館入口までの板張り通路を歩いて、館内に入って、…

のっそりとした雲と、水分の少なくはじいたような雲、それぞれ色は薄灰色と白で、空の水色と調和のとれた色合いが豊かである。スーパーの食品売り場のグレープフルーツが98円で、三つ買う。鮮魚売り場のさんまが158円と今日は高かった。しかし今日はさんまを…

酒を飲みながら、気が向くとカウンターに背を向けて、グラスを持ったまま路上にふらふらと出てあたりを見回しているのは、とてもいい気分だ。戻ると料理の皿が、目の前に生々しく照明を浴びてきらきらと光っていて、冷えたワインのボトルに細かい水滴がいっ…

若い子達に誘われたので、仕事の帰りに浜松町で降りて、個人的にはまったく関心も興味もないような催事をやってる会場で待ち合わせた。そこでチケットを買ったら、このあと、とんでもない長蛇の列の最後尾に並んで、ひたすら順番を待たなければいけないとい…

しかし、さっきは超受けた。丁度いまごろの時間に、仕掛けたバッチが動いているはず。二段構えにしたので、朝には終わっているはず。なんで、こんなことしてるんだろうっていう思いもあるけど、それはそれで、とりあえず動かさないといけないので。帰るとき…

もっと一ヶ月全体を見通して、大きくスケジューリングしてみなよ。細かいことにとらわれないで、何が目的なのか、今からやって、来月までにどうなってなきゃいけないのか、そのためには、何をして、何をする余地を事前に確保しておかなきゃいけないのか、っ…

ほとんどぼけーっとしていた。昨日と今日でプイィ・フュメを二本飲んた。「煙でいぶした」という意味の名を持つ、「燻製のような、あるいは火打ち石を打ったようなと表現される独特のアロマ」というのが、今は好きで、前と較べると今はワインの何を感じたい…

座席に座って、うとうと眠っていた。はっと目覚めて、案内板を見ると次が終点の桜木町。時刻は九時十分だった。電車を降りて、改札に向かって歩きながら、指定された電話番号にかけた。自動アナウンスが再生され、いくつかの番号をキー・インした。改札を出…

iphoneの5のアクティベーションをしてたらこんな時間に。。5は軽くて薄いけど、はじめて4を触ったときの驚きはさすがにない。でも各アプリの動作はかなり早いのでそれだけでも嬉しい。地図は評判ほど悪くはないかも、と思ったがどうか。まだ、明日にならない…

最寄りの隣駅で降りて、ちょっと買い物して、そのまま歩いて帰る。家の近くまで来て、よく知っている建物の真裏に出た。殺風景な壁が続いている。まるで舞台裏を見たような感じ。その駅から、この場所に来るまでのぜんたいが、通りや店並みや住宅街も含めて…

流れる。働く小説である。勤め人にとって、ふつうにリアルなことが書かれているから面白いということだろう。読んでいると、十代ではじめてアルバイトしたときの感触を、ありあり思い出してしまう。くろうととしろうとの世界。昨日まで高校生だった自分にと…

たまに絵を描くと、このまま死にたくない気持ちが強くなる。この未練。それは不思議なものだ。作品を作るときに必ず出てくる、まだ時間が必要なのだと思われる感触。自分の意志と無関係な時間の経過、熟成が必要不可欠なのだという思い。作品をつくる人間と…

土俵にいた。見合った。行事は十両格の木村秋治郎である。立小便をするときも同じくらいに開く大股の足先をちらっと見た。立会い、きれいに決まる。一瞬の隙を突いた。その積もりだった。ばーん!と衝撃が走った。そして、全世界を揺るがす激しい振動ととも…

幸田文「流れる」は読み進めていって、どこまでも変わらず素晴らしい。1ページ目からひたすら延々、良い。数ページ戻って一度読んだところを読み直しても、やっぱり良い。といっても、まだ30ページしか読んでないが、でも最初から30ページくらい読んで、どこ…

きょうは水泳もせず、ふつうに帰った。昨日泳いだから大丈夫。毎日忙しい。じつはさほど忙しくない。しかし気持ちが疲れる感じ。なかなか厄介な情況が続く。いいよいいよ、と半ば開き直ったような気分。ちょっと、もうかなり眠い。では先に寝ます。

桜木町で定期券を買う。今は切符売り場で自動的に定期券が買えるのでなかなか便利だ。鴻巣友季子「熟成する物語たち」を読んでいるのはワインのことが出てくるからで、今はワインのことが書いてあれば大抵は読みたいと思っている。でも、この本かなり面白い…

頭の中で、考える。明日買うワインを決める歩きながら、頭上の雲を見る甘味すなわちボリューム感と、酸味とのバランス巨大な、視界前方の七割方を占める、饅頭のようにどっかりとした、ふてぶてしいかたちさわやかさ、やさしさ、やわらかさ、まろやかさ"ふち…

午前中はガス栓の点検に来るというので家で待っていたが、なかなか来なくて、結局来たのは午後一時頃で、しかも五分で終わった。それから出かけた。銀座で松浦寿夫展を観て、これはすごく良かった。こうして、絵にぐっと入り込んでしばらく帰ってこれなくな…

野菜のように、時間が経つと変わってしまうもののことを気にかけている。肉も変わってしまうのだが、肉は腐るということだろう。野菜は、腐る以前に、変わる。その段階のどこに自分が位置づくのか。ワインなどもそういうことになる。水分の動きを、これはど…

歯磨きしている間に、もうすでに、ここに何か書いてあった。誰かがここで素早く書いたらしい。コップがひとつ置いてあって、なかは空だ。自分が、どのくらい席を外していたのかおぼえていないが、ほんの数分程度の時間で、誰かがここに座り、コップの中のも…

電車の座席に座って本を持ったまま、何時の間にか、まるで電池がきれてしまったかのように、ピタッとうごかなくなってしまう。眠ってしまっている。はっと気付いて周りを見て、いまどこの駅かを見る。目の前に女が立っている。座っている僕の目の前に、立ち…

夜空が音もなく光っている。と思ったら、雨が降ってきた。雨の音。紙がゆっくりと剥がされていくような音。一瞬、強く光った。かなり時間が経ってから、遠くで唸りのような雷の音が、低く長く続く。雨の音が弱まった。まだ低く唸っている。秋のせいか、最近…

会議の予定を、すっかり忘れていた。わざわざ呼びに来られて、え?どこでしたっけ?F8だよF8。早く早く。会議室の席には、知らない人ばかり。あらかじめ何も聞いてなくて、前提となるものを共有していないまま、よくわからない会議に出るケースは多い。そう…

水泳に出かける。買い物する。帰ってきてルーセル「アフリカの印象」を読む。二十分くらい寝る。また読む。食事の支度。その後、また「アフリカの印象」を読む。また眠たくなる。一時間くらい寝る。起きて、また読む。読みはじめて二週間で、ようやく半分く…

家に帰ってきて、シャワーをあびて、簡単に食事した。グレープフルーツを二つも食べてしまった。食べすぎた。amazonでワインを二本買う。Deepchordの新作アルバムを買うかどうか、まだ迷っていて、購入のボタンを押してない。明日の予定はない。買い物に行く…

今日も忙しない日。色々と重なっているので大変。また暑さが戻った感じだし。明日も泳ぐ時間がない。背凭れと肘掛付きの椅子に座っている。時計を見ている。人同士が集まれば、お喋りが始まってしまう。するとこちらも調子をあわせる。もっともらしい受け答…

とても忙しく、あくせくと働いた。フロアの最後の一人になって、サーバーを片っ端からシャットダウンしながら、ディスクとファンの騒音が消えていくのを聞きながら、LEDランプがOFFの色に変わるのを見ながら、空いたペットボトルをまとめてゴミ箱に捨てなが…

いつもより少しだけ涼しくなった気がする日。今日は、泳いだ。いまさらだが、いつも、相当頑張って泳いでいる。といっても、たった30分だが、でもその30分のどれほどくたびれることか。気合で、泳いで泳いで、時計を見て、長い針が7のところまで頑張ろうと思…