2013-01-01から1年間の記事一覧

窓に黄昏がきていた。 こちらの窓のかなたには塹壕と地雷原、それをこえてゴム林、国道、とり入れのすんだ水田などが見える。あちらの窓のかなたには水田、叢林、ゆるやかな丘、そして果てしないジャングルである。ジャングルは長城となって地平線を蔽ってい…

寝不足で、宙に浮かんでるみたいにふわふわとした足取りで出勤する。あまりにも眼が覚めてないので、かえって電車の中で座っていても眠れない。本を読んでいると、そのときそのときの場面ひとつが異様に鮮烈だけれども、連続性をほとんど感じない。そして、…

こういうのを、ノイズ・サウンドと呼んでもいいんじゃないだろうか。音が、音を奏でている。音は、音を聴いていない。エレキ・ギター・サウンド。ギターは振動する。アンプが震えている。爪を立ててガラスを引っ掻く音。金属同士が擦れ合う音。顔をしかめた…

そのことを言えばいいと思ったのだが、いつもそうだが、そう思ったことだけはおぼえていて、しかし結局何を言ったらいいのかはわからない。大体いつもそんな話になるので、ある意味とてもむなしい。 その日のはじめからおわりまでを、一から順に思い出しなが…

うわー、もう二時か。 眠いはずなのに、そのまま時間がすぎてしまった。だらだらと飲みすぎ食いすぎだし、これから風呂にも入らないといけないし。 台風が来たのは、水曜日の朝だったか。もう何日前のことなのか、実感としてわからない。それに、もう十月も…

朝からサーバーがダウン。今年はダウン多すぎる。今日はその対処だけですべてが終わった。この忙しいのに、何も進展してないし、明日台風が来るし、このままで本当に大丈夫なんでしょうか。それにしても、気圧の低下が身体に影響を…なんて、そんな事はそれま…

妙な夢から覚めて、またすぐ眠って、また別の夢の中にいて、そんな状態のままで、気づいたらもう正午に近い時刻になっていた。昨日飲みすぎたようで、起きたばかりなのに、かなりくたびれている。昼過ぎから上野へ行く。天気はいいが、太陽が暑くて、それで…

坂中さん。皇居の平川門でズボンを脱いで、パンツも脱いで、交番の巡査に現行犯逮捕されたのですってね。最初その話を聞いて、ああ、そういう人だったのかと思いました。 でも、そういう人って、どういう人? 考えられば考えるほど、わからなくなります。坂…

思い出すと北千住から日比谷線で広尾、有栖川宮記念公園の図書館に少しいたあと、山本現代に寄って、そのあとタモリ倶楽部で出てきた坂道に行って(妻が行ったので僕も行ったけどどのことだかわからない。)そのあと、善福寺のイチョウの古樹をみた。麻布十番…

眠る。起きる。 見上げる。うつむく。読む。 見る。つむる。眠る。 気付く。起きる。見上げる。 見渡す。うつむく。 読む。めくる。読む。つむる。見る。つむる。眠る。 気付く。見上げる。 いる。見る。目が会う。うつむく。見渡す。のびる。あくびが出る。…

テレビで「ずっとあなたが好きだった」の11話と12話を見ていた。13話が最終回だそうな。1992年放映のドラマ。これ、当時もみていました。20年ぶりに再見。賀来千香子の顔。これはひたすら、賀来千香子である。とにかくひたすら、男を見る眼が無いというか、…

黙っていることもできず、結局事態収拾のため、というわけでは必ずしもないという表面上の名目だけど実際はそれが目的で、朝から晩まで大騒ぎ。みたいな、なんとも品の無いばたばたとした一日。声が枯れかけた、ような気がした。実際は、喉がかわいていただ…

つらいことばかりだね。前から、面倒くさいことばっかりだった。あーやれやれだ。酒すら飲む気が萎えるというものだ。ツタヤに寄ろうと思ってたのに、ずっと寄れてなかった。もう何日経っているのかわからない。この世の偉い人はみんな一回、大貧民の革命で…

そしてその小春日和にも似た何週間か、ジュリアは木の間から差して来る日光や、鏡に映る燭台の明りと一つになって輝き、昔の思い出とともに壁際に腰を降している年取った客達の眼には、ジュリアが幸福を運んで来る小鳥そのものに思われた。「あれがマーチメ…

昨日も今日ものみすぎ。寝てしまい、さっき起きて、もう時間がない。でものみすぎることで、ああ失敗したという気持ちよりも、やれるだけやったという満足感のほうが強いのだからすくわれない。今日は図書館まで歩いたときに、よくよく思い起こさなければい…

写生大会は雨で、傘をさしながらの、単なる公園散歩会におわった。しかしこれはこれ良かった。雨の自然公園林を、ひたすら歩いたというのは、それはそれでなかなかではあった。しかし僕は、今日も出かけてから財布を忘れたことに気付き、以降、ただの愉快な…

週末は、雨らしいじゃないか。グループで集まって、写生大会をやる予定なので、困ったなあと思ったのだけど、一応今日の朝、当日は雨天決行の方針を発令してしまった。吉と出るか凶と出るか。降っても、屋根の下で描けばいいというか、描き始めたら、とりあ…

踊ってばかりの国、のボーカルの歌は、これはもう、圧倒的に、素晴らしい。歌がどうとか曲がどうとか、そういう話は、ほとんどどうでも良くなる。この歌の力。それだけで圧倒的だ。で、こういう連想もありきたりだけど、やはり忌野清志郎、を思い浮かべて、…

ビールがおいしいと思うことがほんとうに少なくなった。というか、飲みたいと思ってないときに飲んでも、ほとんどおいしくないことになってきた。ビールは飲むのがけっこう難しい飲み物じゃないかとさえ言えるかもしれない。でも麦の香りと炭酸を組み合わせ…

送別会が終わって、終電間際の電車に乗って帰る途中、もう寝ないとまずいと、そう思っていた矢先に、電車があと少しで駅に着くところで急に停車して、いきなり車内の照明が消えて暗くなった。運転席の方から、切迫感のある警報音がずっと鳴っている。周囲の…

箱根に一泊。さっき帰ってきた。ちょっと疲れた。温泉はいってごはん食べて帰ってきただけで疲れたも無いものだが、疲れたのだから仕方が無い。しかし素晴らしい晴天に恵まれれた二日間。過去われわれの箱根は、雨が降るか真夏の炎天下かのどちらかだったの…

今日はほぼ一日中、youtubeで踊ってばかりの国を聴き続ける。これは…マジで凄くないか!??と思って、そのままひたすら聴き続けてしまう。はじめにこの「東京〜踊ってはいけない国 」(http://www.youtube.com/watch?v=1joQR-eGut4)を聴いて、いきなりやられ…

久々に一日中あわただしい一日であった。秋葉原から帰宅の途についた時刻は夜の十時近く。最近は納豆と豆腐をよく食べている。なぜかよくわからない。今日は納豆と枝豆。豆腐も食べようかと思ったけどあまりにも豆すぎるのでやめた。打ち合わせでずっと喋っ…

とくに今週は、電車のなかでよく寝ている。寝ているだけだから、気付いたら、もう降りる駅だ。立ち上がりながら目覚め、降りながら起きる。階段を降りながら、あーよく寝た、と思っている。あくびをしながら、また違う電車に乗って、車輌の中ほどまで進む。…

「汚れた血」をDVDで観た。たぶん約二十年ぶり二度目の観賞。これはかつて、たしかに凄いと思ったことを思い出す。いいとか悪いではなくて、腫れもののような、直接的に身体に刺さる痛みのような作品で、その時、折々において、常にほんの一握りの音楽や文章…

窓を開けておくと、かなり冷たい風が入ってくる。暑いのか寒いのかわからず、何を着ていればいいのか迷う。一日中DVDとかテレビを見て過ごす。

上野の博物館をとくに目的もなく本館、平成館、東洋館と適当にふらふらと観る。宗教で儀式や祈りのときに使う(のだと思われる)色々な器具を見てると楽しい。普通は、うつわでも、太刀でも、衣類でも、装飾品でも、大体、昔の人が使って、誰かにあげたとか、…

ツタヤに寄って、松任谷由実のベスト盤か奥田民生&真心ブラザーズの「地球三兄弟」があれば借りたかったが、定期券が今日で切れるので新高島の方には行けず、仕方なく桜木町に行った。会社から電話がかかってきたので、品川で下車してかけ直して、そのまま…

いま、タバコを吸ってみたら、どうかしら。やめたのが、10年以上前でしょ。たしか、5、6年前吸ったら、もう全然吸えなかったのだ。味わい以前に、煙が喉を通らないからね。でも、今吸って、ニコチンを脳内に届けたら、どうなのかしら。それはちょっと思うな…

気圧の急激な降下と上昇を経て、翌朝になり、空気の芯のところが、はっきりと冷たくなった。そういう気候だ。空は晴天なのに、頭の奥に冷たさが残っている。鼻の奥が不安定で、呼吸の按配も少し違っている。重力に違いが出たのかもしれない。草木に変化がお…