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一昨日の話ですが、映画の上映が21:00からだったので、その前に渋谷ツタヤに寄ってブレッソンの「スリ」「抵抗」、シュミットの「ラ・パロマ」、バスターキートンなど借りたけれども、まだ袋を開封すらしてなくて、いつものことながら借りるばかりでいつ観るのやら。今週末返却だがVHSを含むと郵送返却不可なのでまた渋谷に行く必要がある。それにしても最近はツタヤもゲオも全部セルフレジで、おかげですっかり自分で処理するのに慣れたけれども、こうして物理媒体を借りること自体、もう間もなく無くなるのだろう。というか二十年前は当然のようにVHSを何本か借りて、それを家で再生して巻き戻して返却していたのだが、最近VHSを借りると、そういう操作が怖くて不安を感じる。テープが切れるんじゃないか、デッキに巻き付くんじゃないかとか、カセットが壊れるんじゃないかとか、妙に心配なのだ。一時停止とか細かい早送りや巻き戻しなども避けたり、やけに神経質になってる。レンタルビデオを壊したことなど今まで一度も無いが、さすがに今の時代、VHSは骨董感が漂うというか、ある意味「オリジナル作品」っぽささえ醸し出していて、その堅牢性に対して疑いたくなるというか過度に警戒してしまう。しかしなぜかアナログレコードに対してはそれを感じない。