外は暑い。電車の中は冷たい。小川町から都営新宿線に乗り換える。電車はすいているので、ぐったりとだらしなく座席に座る。本を読んでいるとしきりにあくびが出る。笹塚で京王線の急行に乗り換えて仙川で降りて、仙川のプラザギャラリー(井上 実)へ行く。ぜんたいてきに、静かに狂っているかのような、凄まじい絵で、目で見ている先が、どこへ行けばよいのか、おろおろと目が泳いでしまうようだ。帰りは本を読む気もなくしてしばらく窓の外を見ていた。冷房で身体の表面が冷たくなってきて、駅に着いて、外気がお湯の中のようにあたたかくて、スーパーの食品売り場に入ると、ふたたび冷蔵庫のように冷たい。エビ、牛肉、野菜などを買った。今日は炒め物。